抜歯って実際どうなの?
今回は、歯科矯正に際する抜歯について、わたしの感想を交えて体験記を書きたいと思います!
ちなみに今回は抜歯の処置そのものについての文章が多いので、抜歯のその後の生活について知りたい方には、『抜歯後の苦労』の記事をお読みください(*’▽’)
わたしも初めての抜歯の時は超不安で、ネットで『抜歯 不安』とか『抜歯 痛い』とかめちゃくちゃ検索してました(笑)
…ということで、わたしは矯正してる方向けに、親知らず以外の抜歯の個人的感想について、以下で拙い文章なりにご紹介します~
抜歯は誰がしてくれるの?
わたしの場合は、いつも通っているかかりつけの歯医者さんでしてもらいました!
わたしの行っている矯正歯科医院は、あくまでも『矯正専門』なので、そういった外科的な施術は外部でしてもらうようですね~
しかし、矯正歯科医院と一般の歯科が併設されているところでは、そこで矯正も抜歯もしてもらえるらしいので、矯正歯科医院選びの要素の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、かかりつけの歯科にして良かったことは、母の代から通っていた歯科だったので、緊急時に時間外でも対応して頂けたことです…これはよっぽど関係が深くないとできないので特殊ケースですが(;´・ω・)
先生にはいくら感謝してもしきれませんね…本当にありがとうございました…‼
抜歯1回目
わたしはまず、上の歯から矯正器具を付けるということで、上から抜歯していきました。場所は左右とも前から4番目でしたね。
1回目の抜歯は、右上の歯でした。
抜歯する前は、怖いのを早く終わらせたいのもあり、「一気に全部抜きたい…」とか思っていました…まあ全く現実的じゃないんですけど(笑)
2本でもきついかも
抜歯の手順としては、『麻酔』→『抜歯』→『止血』みたいな感じですね~
でも、びびりなわたしは『麻酔』のための『麻酔』もお願いしました(笑)
歯茎に塗る麻酔というものを、前に使ってもらったことがあったので…
いきなり歯茎に麻酔の注射針を刺そうとするので不安になってしまってね(;´・ω・)
結果ですが、塗る麻酔はそんなに効果なし!
麻酔の注射針は、入ってくる時にきゅぅ、とする感じで歯茎の中が痛いです…耐えるしかない。でも死ぬほど痛いわけではないです。その点はご安心を。(個人的な感想としては、重い生理痛の方がよっぽど痛いんじゃないだろうか)
抜歯する場所の歯茎の外側と内側の2か所に注射を受け、しばらく麻酔が聞くまで待機命令。
心の中はドキドキです。注射は済みましたが、抜歯はまだだし…そして、ついに外科医さんがごついペンチを持って登場!
「痛かったら教えてくださいね~」と言って、ペンチで歯を挟んで揺らし始めました。
内心冷や汗ドバドバでしたが、いざ始まってみると、全く痛くない。ただ揺らされてる感覚はあるので、そっちが凄いです。
あー、口の中で木造遊具がギシギシきしんでる~みたいな(笑)この例え適切なのかな?(笑)でも抜歯の痛みはないです。ここ重要です。
体感時間1分ほどで抜歯終了。
意外とあっけない…
ガーゼを噛んで止血した後、帰宅しました~
抜歯2回目
今度は左上の歯を抜きました。が、抜歯の前にわたしの歯のレントゲンを見ながら、歯医者さんが何やら話し合いをしている…⁉
その後受けた説明によると、わたしの左上の歯の根が深いのか、変な風に曲がっているのかは分かりません(レントゲンのわたしの歯の影と、歯と鼻の間の骨の影が重なっていたようです)が、とにかく歯を抜いた時に、鼻の中と抜歯痕が繋がってしまう(⁉)可能性があると。
でも万が一繋がってしまった場合でも、勢いよく鼻をすすったりしなければ、日常生活的には大丈夫とのこと…いやそれ本当に大丈夫なのか⁉
1回目とは違う恐怖を抱きながら、今回は違う先生に抜いてもらいました。そうしたらなんと、麻酔が注射じゃないじゃありませんか!
ちょっとしたドリルみたいな機械が、ウィンウィンと小さく音を立てて針を注入してきます。前回の注射の痛みを想像していたわたし、驚きました。注射より痛くない…!
※ちなみに後々機会がありまして、先生に注射での麻酔と、機械での麻酔の違いについてお話を聞くことができました。ちょっと読んだら怖い表現が入っているかもしれないので、怖がりな人や特に抜歯前の人は次の( )内は飛ばしてください…
(注射の麻酔は、外科医の先生が、自分の手で直に力加減が分かるのと、その力加減を調節できるので、こちらを選んだりする先生もいるのだとか。でも、デメリットとして、勿論先生の力加減によるので、たまにずずっと注射針が入っちゃったりするとか…いやこわっ。
一方機械の麻酔は、針を注入する速さが調節出来て、スローからだんだん早くしていくことで、殆ど痛くないらしい。そっち使えるなら最初から使ってくださいよ~…)
…ということで、麻酔は特に痛みもなく終わったのですが、ここからが正念場。歯科医さんが歯を揺らしながら抜いていきますが、中々抜けない…!
途中途中で、わたしの口を覗き込みながら、4人くらいで「どうする?」と話し合いしておられました(;´・ω・)
ほんと、わたしの歯が抜けづらくてすみません…!
そんなこんなで1回目より時間はかかりましたが、抜き終えました。抜歯痕も鼻とは繋がっていなかったようで一安心。
ただ、抜歯に時間がかかったのも影響しているのか、術後は1回目より少しだけしんどかったような気がします。
抜歯3回目
上の歯を抜き終え、次は下の歯に取り掛かります。下の歯も、前から4番目の左右ともを抜歯します。3回目は左下の歯でしたね。
今回は1回目と同じ先生に抜歯してもらうことになったのですが、2回目の経験からして、機械の麻酔がいいなぁと思うようになったわたし…
先生に「機械の麻酔使えます…?」とやんわりお願いしたところ、機械を使ってくださいました(笑)
抜歯の時に歯をペンチで揺らされて、なんだか少し痛い…?ちょっと怖い感覚がしたので、麻酔を2回程追加してもらいました
それ以外は今回の抜歯は特に何事もなく、1回目よりスムーズとはいきませんでしたが、早く抜き終わりました!
抜歯4回目
最後は右下の歯ですね。
前回に引き続き、1・3回目と同じ先生に抜いてもらいました。
抜歯に慣れてきたのもあり(やっぱり恐怖心はあるけど)、いつものようにびびりながら機械の麻酔をおねだりして(笑)、いつものように歯を抜いてもらい…ここまでは順調でした。
しかし、抜歯が終わり家に帰ってからです。血が止まらない…?
いつもだって、一応歯を抜くわけですから、多少の出血はあります。でもまあ、唾液に血が少し混じっているほどで、その日の食事がちょっと血の味になる以外は差し支えありません。
ですが今回は…!
診療時間も過ぎていたし、迷ったのですが、緊急事態ということで歯科を訪ねました。(ここで、歯科医さんと母が古くからの付き合いであることで救われました( ;∀;))
わざわざ診て下さったところ、抜歯後、止血に使っていた凝固剤が効きすぎていて、血が固まって大きく盛り上がってしまったらしい…決して血が止まらないわけではありませんでした。
それを聞いてわたしも母も一安心…(´-ω-`)そんなケースもあるのかぁと思いましたね…
もう一度処置してもらい、その後は何事もなく過ごせました!
まとめ
以上でわたしの全4回の抜歯体験記を終わります(*’ω’*)
わたしは親知らずの抜歯を体験していませんが、親知らず以外の抜歯は、親知らずの抜歯よりは確実に負担が少ないんじゃないかと思います。最初はとても怖かったですが…いや、今も怖いですけど、抜歯の時は麻酔のお陰で無痛なので、へっちゃらだということが分かりました。
どっちかって言うと麻酔の段階の方がいやですね…でも機械の麻酔はそんなに痛くないし、注射の麻酔だったとしても、ここさえ乗り越えれば抜歯は痛くないので頑張れる、って感じです(*‘∀‘)
矯正と聞くと、できれば非抜歯がいいなぁと思う人は多いと思いますが(わたしもその一人ですし)、抜歯することで矯正が上手くいくのであれば、この痛みならわたしは抜歯してきれいに矯正できることをおすすめします!
ただまあ、元気な歯は抜かないに越したことはないですがね(;^ω^)
この記事が誰かの不安を少しでも軽減させることができたなら嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました‼
※おまけ
抜歯した歯はかわいい入れ物にいれてもらいました(笑)
抜歯後の苦労についての記事はこちら↓